山中俊治の「デザインの骨格」 » 扇風機を改良したかったわけじゃなかったダイソン
「市場にある物を少しばかり改良して、より優位な物を投入するというような発想はそもそもダイソンにはない。ジェームズ・ダイソン自身がそういうことには興味がないのだ。」
「デザインエンジニアのユートピアのように聞こえるかも知れないが、日程のプレッシャーは相当に厳しい。」
“はじめから扇風機を改良したかったわけではなくて、高速空気が引き起こす面白い現象を何かに使えないかと考えたら、たまたま扇風機だったのではありませんか?”という私の質問に対して「その通り。ダイソンは空気の流れの技術を売る会社だ。研究室では科学者達がいつも新しい現象を探し出しては、何かに使えないかと考えている。」
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最後の質問は、私自身が確かめたかったことでした。一般的な企業は市場のニーズから出発して何かを作ろうとしますが、ダイソン社では、個人の好奇心が開発の根源的な動機になっているようです。その自由な研究体制と、水平展開する柔軟さに感動しますね。
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新しいから傷つける - 傘をひらいて、空を
でも「さあ新しくて便利なものが来ましたよ、どうぞ使ってください」と言われた相手は必ず薄く傷つくと私は思う。なぜかっていうとそれは今までの、その人が慣れしたしんできたやり方を否定することになるから。新しいものをもたらす側はある種の権力者だから。新しいものを学習できないかもしれないという不安を与えて、「あなたのはもう古いので捨ててください」と否定するから。
それだから新しいものをすすめる側はなるべくその傷が深くならないように対等と尊重の感覚を持ってもらうようにしなくちゃいけない、だって私たちはべつの場面では傷つく側、古い側、脆弱な側なんだもの。
電子書籍は紙へのノスタルジア=いずれウェブに同化する【湯川】 : TechWave
電子書籍という名称はしばらくの間、残るだろう。なぜならこの名称を使えば人々のノスタルジアのおかげでテキスト情報に課金することが可能になるからだ。「有料メール」とすればだれもお金を払ってくれないが、「メールマガジン」とすれば課金ビジネスが成立するのと同じ現象だ。
::: BEATINK Official Website / Events / Autechre 2010 - オウテカ 東京公演 2010.6.4 Fri @ ディファ有明 / オウテカ (ショーン・ブース) インタビュー
だから何かできる自信はあるんだけど、クラブVJには飽き飽きしてるし、中には音に反応させて色や形が変わるものもあるけど、それでアートをクリエイトしてるって感覚に陥ってる態度が嫌なんだよ。もちろんクラブVJすべてを否定してるわけじゃないよ。中には素晴らしい人たちもいる。新しいテクノロジーが出てくるとみんなそれに飛びついて、完璧に間違った使い方をしてる。音楽もそうだね。ほとんどのIDMに言えることだよ。新しいプラグインが開発されたら、みんながまったく同じ方向に変化してく。俺はもっと根っこの部分を見たいんだ。

